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トップページ > 活動内容 > シンポジウム > 平成14年度 ITS情報通信システムシンポジウム 開催レポート
平成14年6月11日(火)霞が関ビルプラザホールにてITS情報通信システム推進会議主催の「ITS情報通信システムシンポジウム」が開催されました。当日は、200名以上の参加者にお集まりいただき、大変盛況でした。 以下にその模様を示します。 1.主催者挨拶 ITS情報通信システム推進会議会長 豊田章一郎氏 <挨拶趣旨> ITSは住宅、環境、安全といったわが国だけでなく世界がかかえる問題を解決すると同時に21世紀の経済のけん引役として大きな期待が寄せられ、厳しさを増す経済環境の中で本格的な普及を求める声が日増しに強くなっている。2004年にはわが国で9年ぶりにITSの世界会議が開かれることになっており、この機会を通じてわが国が世界最先端のITSを提示し、世界に向けITSを普及させていくことが重要。本日は、様々な分野の専門家にお集まりいただき、いろんな視点から議論して頂くことで、ITS情報通信システムの早期普及に向けて一層精力的に活動を行って参りたいと考えている。 今後ともITS情報通信システム推進会議への一層のご理解ご支援をお願いしたい。 2.基調講演〜テーマ「コミュニケーション・ロボットとITS」 (株)国際電気通信基礎技術研究所メディア情報科学研究所長 荻田紀博氏 <講演概要> 今回はコミュニケーション・ロボットとITSというテーマで、自動車もメディアのひとつであるという観点でお話する。 人間は自分の体験したことを他人に伝えたい、後世に何かを残したいというものであり、例として、ラスコーの壁画から楽器・印刷技術の発明、そして映画、CD、インターネットなどで実践されてきた。特に印刷技術の発明によっていろいろな事が記され、伝えられそして残されてきた。現在はコンピュータ化、ネットワーク化、ユビキタス化により、さらに表現が豊かになって来ている。また、メディアとしてはマスメディア、パーソナルメディア、コミュニティメディア、ダイバシティメディア(異文化、異分野)があり、今後メディア間の違いをどう翻訳して伝えていくが課題である。 人間とメディアの関係のひとつとして、ペットや人形等がコンピュータ化、ネットワーク化したペット型ロボットである「パートナーメディア」があり、コミュニケーションとして重要なファクターとなっていく。 ロボットとITS(=自動車)との類似性として、共に「パートナーメディア」であり、それぞれ人間とのコミュニケーション及びロボット相互、自動車相互でのコミュニケーションが重要となる。 実現例として、現在メディア研究所で開発中の日常型のコミュニケーション・ロボット「ロボビー」の概要を紹介する。(映像を交えてRobovieを紹介)結論としては、単に命令を聞くのではなく、人と対等のコミュニケーションをはかるものにしていきたい。 3.パネルディスカッション「テレマティクスの発展方向について」 「テレマティクスの発展方向について」と題して、日本総合研究所・倉沢鉄也氏をコーディネーターに、日産自動車・亀山 満氏、デンソー・時津直樹氏、NTTドコモ・黒川勢一氏、日本HP・松本光吉氏、小学館・小室登志和氏の5名のパネラーにより、各パネラーからのショートプレゼン後、 【1】「カーテレマティックス」という機械は生活にどんな変化をもたらすか? 【2】その「カーテレマティックス」をどう売っていくか? 【3】「カーテレマティックス」の未来、期待、あるいは課題 の3つの論点について、ディスカッションを行いました。ディスカッションの内容はこちら 4.閉会挨拶 ITS情報通信システム推進会議副会長 羽鳥光俊氏 <挨拶趣旨> 本日はITSの可能性について論じてもらった。車の中のコミュニケーションの確保、緊急時の支援、安全、リーズナブルな対価など課題は多いが、解決していかなければと思う。
<挨拶趣旨> ITSは住宅、環境、安全といったわが国だけでなく世界がかかえる問題を解決すると同時に21世紀の経済のけん引役として大きな期待が寄せられ、厳しさを増す経済環境の中で本格的な普及を求める声が日増しに強くなっている。2004年にはわが国で9年ぶりにITSの世界会議が開かれることになっており、この機会を通じてわが国が世界最先端のITSを提示し、世界に向けITSを普及させていくことが重要。本日は、様々な分野の専門家にお集まりいただき、いろんな視点から議論して頂くことで、ITS情報通信システムの早期普及に向けて一層精力的に活動を行って参りたいと考えている。 今後ともITS情報通信システム推進会議への一層のご理解ご支援をお願いしたい。
<講演概要> 今回はコミュニケーション・ロボットとITSというテーマで、自動車もメディアのひとつであるという観点でお話する。 人間は自分の体験したことを他人に伝えたい、後世に何かを残したいというものであり、例として、ラスコーの壁画から楽器・印刷技術の発明、そして映画、CD、インターネットなどで実践されてきた。特に印刷技術の発明によっていろいろな事が記され、伝えられそして残されてきた。現在はコンピュータ化、ネットワーク化、ユビキタス化により、さらに表現が豊かになって来ている。また、メディアとしてはマスメディア、パーソナルメディア、コミュニティメディア、ダイバシティメディア(異文化、異分野)があり、今後メディア間の違いをどう翻訳して伝えていくが課題である。 人間とメディアの関係のひとつとして、ペットや人形等がコンピュータ化、ネットワーク化したペット型ロボットである「パートナーメディア」があり、コミュニケーションとして重要なファクターとなっていく。 ロボットとITS(=自動車)との類似性として、共に「パートナーメディア」であり、それぞれ人間とのコミュニケーション及びロボット相互、自動車相互でのコミュニケーションが重要となる。 実現例として、現在メディア研究所で開発中の日常型のコミュニケーション・ロボット「ロボビー」の概要を紹介する。(映像を交えてRobovieを紹介)結論としては、単に命令を聞くのではなく、人と対等のコミュニケーションをはかるものにしていきたい。
「テレマティクスの発展方向について」と題して、日本総合研究所・倉沢鉄也氏をコーディネーターに、日産自動車・亀山 満氏、デンソー・時津直樹氏、NTTドコモ・黒川勢一氏、日本HP・松本光吉氏、小学館・小室登志和氏の5名のパネラーにより、各パネラーからのショートプレゼン後、 【1】「カーテレマティックス」という機械は生活にどんな変化をもたらすか? 【2】その「カーテレマティックス」をどう売っていくか? 【3】「カーテレマティックス」の未来、期待、あるいは課題 の3つの論点について、ディスカッションを行いました。ディスカッションの内容はこちら
<挨拶趣旨> 本日はITSの可能性について論じてもらった。車の中のコミュニケーションの確保、緊急時の支援、安全、リーズナブルな対価など課題は多いが、解決していかなければと思う。