ITS情報通信システム推進会議

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部会の活動

+第66回企画部会開催

2025年3月5日(水)に第66回企画部会を開催し、企画部会組織構成の改編についての審議、ならびに、専門委員会・
WG活動報告(2024年度活動成果/2025年度活動計画)、および、自動運転・ITSの情報通信インフラに関する主な
動向、さらに、今後のスケジュール、2024年度予算の執行状況、および、2024年度MSCセミナーアンケート結果
等その他の議論について、意見交換を行ないました。



発表内容
T.企画部会組織構成の改編について(審議事項)

U.専門委員会・WG活動報告
 〜各委員会・WGの2024年度活動成果/2025年度活動計画について〜
 1.技術企画委員会
  ・2024年度活動成果:第21回技術企画委員会を開催し、意見交換・情報共有を行なった
  ・2025年度活動計画:サスティナブルITS推進委員会テーマ3(社会課題対応と新たな価値創造)と
   一体となり、将来モビリティ企画専門委員会として活動予定
 2.高度化専門委員会
  ・2024年度活動成果:国内外の自動運転ユースケース(UC)調査、VRU関連UCを対象とした通信
   シナリオ・通信要件の論点整理、国の自動運転実証を想定した実験ガイドライン改定・策定の
   議論など、また、総務省より公示された「自動運転時代の“次世代のITS通信”研究会(第二期)
   中間取りまとめ(案)」に対する意見募集にコメントを提出した
  ・2025年度活動計画:高度化専門委員会と協調型自動運転通信方式検討WGを通信高度化専門委員会
   として統合し、VRU関連と合流支援に関するUCを対象とした通信シナリオ・通信要件の検討・整理、
   および、協調型自動運転の通信仕様・実験用ガイドライン検討・実証データの分析を行うこと、
   CAV検討TGは国際協調専門委員会のもとで活動を継続する予定
 3.国際対応専門委員会
  ・2024年度活動成果:国際標準化推進TGによるITU-R WP5A、AWG等への提案・会合参加・共用
   検討に向けた情報入力を通じた国際標準化活動の推進、ITS世界会議ドバイ2024での総務省
   セッションSIS67の支援および欧州・米国・中国のITS専門家との情報交換による国際協調活動の
   推進、MSCセミナーを開催した。さらに、サスティナブルITS推進委員会テーマ4(国内・国際
   協調を継続的に促進する体制構築)の活動として、5GAA F2F Meetingにおける連携可能性の
   議論やMoU締結検討、MSCセミナーでの5GAA関係者講演、US-DOT「道路デジタルインフラ
   ストラクチャ(RDI)に関するWG会合」へ参加した
  ・2025年度活動計画:国際対応専門委員会とサスティナブルITS推進委員会テーマ4(国内・国際
   協調を継続的に促進する体制構築)を国際協調専門委員会として統合し、3つのTGを設置してITS
   無線通信やシステム技術に関し、海外動向調査、海外の関連団体との国際協調推進および国際
   標準化支援等の活動を行なう予定
  ・審議事項:5GAAとのMoU締結に向けた渡航手配について承認された
 4.700MHz帯ITS実用化専門委員会
  ・2024年度活動成果:一般道の安全運転支援・自動運転支援に関する新たなガイドライン策定、
   RC-018「自動運転通信活用ユースケース向け700MHz帯高度道路交通システムの実験ガイド
   ライン〜SIPユースケース対応〜1.0版」およびRC-016「自転車・歩行者事故防止支援システム
   向け実験用通信メッセージガイドライン1.0版」の更新などを行なった
  ・2025年度活動計画:上記の実験ガイドラインの発行及び更新対応を行なう予定
 5.5GHz帯路車間通信検討WG
  ・2024年度活動成果:総務省令和6年度技術試験事務「5.9GHz帯V2Xシステムに関する技術的
   検討」の下部会合に参加し、ETC/DSRCシステムの状況・諸元や先方の干渉検討について意見を
   提示した
  ・2025年度活動計画:5.8GHz帯路車間通信WGと改名し、5.8GHz帯ITS関連規格の検討・維持・
   改定と共用検討、国際協調対応支援を行なう予定
 6.ITSプラットフォームWG
  ・2024年度活動成果:サービスユニットと事業者の関係やUCの優先度・クラス分け、V2Nを含む
   アーキテクチャと拡張性などを議論し、それらのガイドライン化に向けた検討など行なった
  ・2025年度活動計画:サスティナブルITS通信アーキテクチャWGは、サスティナブルITS通信
   アーキテクチャ専門委員会とし、ITSプラットフォームWGを傘下の通信プラットフォームTGと
   して活動し、複数の通信メディアやアプリケーションに対応できる通信アーキテクチャの検討と
   ガイドラインやARIB標準規格・技術資料の維持改定を行なう予定
 7.ミリ波WG
  ・2024年度活動成果:「第6回ミリ波ITSワークショップ」の開催、CAV検討TGと連携したITU-R
   WP5対応、76GHz帯レーダーEIRP化対応、AWGを活用したアジア太平洋地域のミリ波レーダー
   標準規格・技術基準の調査、24GHz帯WPTやOAM多重通信用通信方式およびキュリティ監視用
   レーダーシステム(76GHz-81GHz)などの共存検討への対応などを行なった
  ・2025年度活動計画:ミリ波システム専門委員会として今年度内容を継続して活動し、ミリ波
   通信SWGは活動スコープを通信とセンシング融合やテラヘルツ利用まで拡大し、次世代ミリ波
   検討TGとする予定
 8.広報WG
  ・2024年度活動成果:ITS世界会議2024 ドバイ展示パネル出展、総会などの運営支援、および、
   サスティナブルITS推進委員会 テーマ5「ITS に関わる新技術・システムを担う技術者の確保・
   育成」への検討協力などを行なった
  ・2025年度活動計画:広報WGとサスティナブルITS推進委員会 テーマ5(ITSに関わる新技術・
   システムを担う技術者の確保・育成)の両活動に対応する発展的な体制として広報専門委員会
   として活動を行なう予定
 9.サスティナブルITS推進委員会
  ・2024年度活動成果:アクションプラン推進に向けた活動テーマ5件などの活動体制や実施内容の
   検討および2025年度以降の組織体制の立案を行なった
  ・2025年度活動計画:アクションプラン実現に向けて、引き続き組織横断的な戦略・方針や組織
   間の連携・調整、および、活動や成果の積極的な対外アピールを推進する予定

V.自動運転・ITSの情報通信インフラに関する主な動向

W.その他
 ・S-ITS通信ユースケース検討SWG活動状況
 ・企画部会構成員名簿
 ・今後のスケジュール
 ・2024年度予算執行状況
 ・2024年度MSCセミナー・アンケート結果

当日配布した企画部会資料は会員向け資料でご覧いただけます。