ITS情報通信システム推進会議

私たちは情報通信技術を活用し、世界で最も安全で環境にやさしく経済的な道路交通社会の実現に寄与します。

部会の活動

+第64回企画部会開催

2024年7月26日(金)に第64回企画部会を開催し、専門委員会・WG活動報告(活動経過、今後の取り組み等)と
その他の議論についての報告、これを受けた意見交換を行ないました。



発表内容
T.専門委員会・WG活動報告
 1.技術企画委員会
  ・第21回技術企画委員会を開催し、モビリティ分野のデータ基盤および新東名高速道路 建設中区間を
   利用した「高速道路の自動運転時代に向けた路車協調実証実験」について情報共有を行う予定
 2.高度化専門委員会
  ・自動運転に関わる通信の検討を行うサスティナブルITS 推進委員会テーマ1と連携・参画しつつ、
   自動運転向けV2X 通信に関わる総務省など国内の取組状況や政府全体の高速道路における自動運転
   実証などの情報を元にITS FORUM RC-015/RC-017 のアップデートや海外動向調査を実施予定
  ・ITU-R 新研究課題264/5 “コネクテッド自動運転車及び将来のアプリケーションを含む、高度道路交通
   システムに関する研究”に向けて、将来のITS の進化及びその無線通信要件に関する全体的な枠組みを
   提案し、日本が提示した目次案に各国の提案を取り込んで新報告の作成を進めることとなり、2024年
   11月会合に向け議論を進める
 3.国際対応専門委員会
  ・欧州(C-ROADS のC-ITS Roadmap)や米国(USDOTのV2X展開促進モデルケースに対する合計
   $60M交付)等の動向に関する情報共有、ITS世界会議ドバイでの総務省SIS開催支援、AWG-33会合
   (9月)対応に向けた国際標準化推進TG会合の開催についての報告
  ・12月開催予定のMSCセミナーについて検討状況の説明
 4.700MHz帯ITS実用化専門委員会
  ・L4 自動運転車両の支援に向けたRC-016「自転車・歩行者事故防止支援システム向け実験用通信メッセージ
   ガイドライン1.0版」およびRC-018「自動運転通信活用ユースケース向け700MHz帯高度道路交通システム
   の実験ガイドライン〜SIPユースケース対応〜1.0版」の更新を実施中
 5.5GHz帯路車間通信WG
  ・CAV検討TG対応中のWP5A検討状況や自動運転についての省庁の動向に関するWGメンバーとの情報共有
 6.ITSプラットフォームWG
  ・これまで対応していた複数通信メディアとマルチアプリケーション管理に向けたアーキテクチャの検討・
   議論について、今後はサスティナブルITS 通信アーキテクチャ検討WG で実施することをWGメンバーに
   説明し検討への参加を申し入れた
 7.ミリ波WG
  ・CAV 検討TG、国際標準化TG と連携したITU-R/WP5Aでのミリ波関連動向の注視、76GHz帯レーダEIRP化
   対応と電波天文との協議再開に向けた取り組み状況、ミリ波の他システムとの干渉、共存検討(24GHz帯
   無線電力伝送システム、60GHz帯広域センサ)、AWG-33(9月開催予定)への対応状況についての報告
 8.広報WG
  ・ITS世界会議ドバイ2024に向けた展示パネルの更新、2024年度総会運営、サスティナブルITS推進委員会
   テーマ5「ITS に関わる新技術・システムを担う技術者の確保・育成」の検討協力について
 9.サスティナブルITS推進委員会
  ・アクションプラン推進に向けた検討として、様々なITSサービスの要件を検討するための根本的な「ガイド
   ライン / ポリシー」の整理・検討、ITS 情報通信システム推進会議25周年記念の感謝状贈呈に関する検討
   などの報告
 10.協調型自動運転通信方式検討WG
  ・WG開催状況、参加メンバーの動向、CPS/MSCS/VRU/遠隔監視などに関する国内外調査に向けたSWGの
   設置、国の実証計画にあわせた実験用ガイドライン策定などに向けたSWGの設置計画などの報告
 11.サスティナブルITS通信アーキテクチャWG
  ・SWGを設置し参加募集を開始したことの報告

U.自動運転インフラ検討会について

V.その他
 ・企画部会構成員名簿
 ・2024年度総会議事録
 ・ARIB NEWS(7月1日号:ARIB新会長挨拶、2024年度総会掲載)

当日配布した企画部会資料は会員向け資料でご覧いただけます。