ITS情報通信システム推進会議

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ガイドラインの概要及び改定の概要


番号 RC-014
名称 ITSマルチメディアサポートレイヤ仕様ガイドライン
策定年月日 2017年5月25日
概要   本ガイドラインは、ITS/DSRC上で使用される無線通信の更なる普及促進のため、以下に示す項目を目的としている。
1) ITSアプリケーションサブレイヤによるユーザ利便性の向上
 ・DSRC基本アプリケーションインタフェースの適用範囲の拡大によるユーザ所有の車載器の利便性の向上
 ・ITSで使用されるDSRC、他の狭域通信及びLTEを使った広域通信 (例えば、ITS FORUM RC-005、IEEE802.11p、ETSI EN 302 636、LTE、4G、5G他等) にも適用可能とするITSアプリケーションサブレイヤを搭載することで、基本APIを用いた様々なアプリケーションへの利用を可能とし、インテリジェント化を容易とする。
2) 下位層の規定に縛られないプラットフォームの構築
 ・将来のマルチアクセスに対応可能とする柔軟なプラットフォームを構築することで複数の通信方式に対応しつつ、無線通信機から見た上位とのインタフェースの共通化が図れることで、システム構築時の煩雑化の回避を図る。

改定の概要
版数 策定又は
改定年月
改定の概要
3.2版 2025-06-13 ARIB STD-T122(ITS-MSL)対応、ARIB STD-T122とARIB TR-T26を追加、同報データを識別するために通信制御情報に宛先リンクアドレス追加、 Peer MAC Addressをリンクアドレスから宛先/送信元MACアドレスに変更、リンクアドレスとMACアドレス変換、リンクアドレスサイズ誤りの訂正、 UserProfile型の追記、NCPのうちLPCPしか規定していないためNCPの表現を削除、また、誤記訂正など
3.1版 2022-02-17 通信下位層に非IPのWSMPを適用する場合にIEEE 802.11bdを追加
また、参照する図表番号を修正、エリア設定要求プリミティブの変数の説明を追加、誤記訂正
3.0版 2020-12-4 まえがきに本ガイドラインの位置づけを加筆
また、各章の通信下位層に関わる記載としてARIB STD-T109およびARIB STD-T120を利用する場合の記載を追加
2.0版 2019-10-10 各章の通信下位層に関わる記載としてARIB STD-T104を利用する場合の記載を追加
1.0版
2017-5-25 策定