2.4 地上デジタル放送の伝送パラメータ
地上デジタル放送の伝送パラメータを表1に示します。キャリアの周波数間隔で3種類のモードがありますが、シンボル長が短いほど速い電界変動に対応できるため、モード1が移動体向けサービスに適しており、ガードインターバルが長く取れるモード3が耐マルチパス特性に優れるという特徴があります。日本では、中継放送局どうしが同じ周波数を使って放送ネットワークを形成するSFN(Single
Frequency Network)を構築することと、受信機の移動受信に対する性能が向上してきたことから、モード3が多く用いられるものと考えられます。