ITS情報通信システム推進会議

私たちは情報通信技術を活用し、世界で最も安全で環境にやさしく経済的な道路交通社会の実現に寄与します。

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+平成17年度 ITS情報通信システムシンポジウム 開催レポート


+1.主催者挨拶 
  ITS情報通信システム推進会議会長 豊田 章一郎氏

豊田章一郎氏 <挨拶趣旨>
情報通信分野は急速な発展を遂げ、いつでも、どこでも、何でも、誰でも簡単にネットワークにアクセスができ、どんな情報もやりとりできるというユビキタスネットワーク社会の実現に向けて、さまざまな取り組みが行われている。またこうした社会に必要な構成要素として、新たな展開を追及していくことが必要であると考えている。

当推進会議は平成11年に設立され、ITSの展開の基礎となる人と車と道路とを結ぶ情報通信の研究開発と標準化を推進してきた。以来、関係企業、政府、関係機関のご協力をいただきながら国内規格の作成、国際標準化に対して積極的に貢献してきた。特にDSRCシステムをはじめとする各種国内規格についてはITUやISOに提案され国際標準として認められるなど官民の密接な連携によって大きな成果を挙げてきたものと考えている。

こうした成果によってITSの実用化の分野においては、カーナビが累計1800万台、VICSは累計1200万台、ETCはセットアップ累計700万台と順調に普及拡大している。

さらに本年2月からスマートウェイ推進会議の提言を受けて次世代DSRCのサービスをテーマとした官民共同研究が開始された。また今年の3月から開催されている愛・地球博においてもITSに関する実証実験が行われている。このようにITSは実用普及に向けた促進段階であるセカンドステージを迎えつつあると言える。

本日はITSの専門家のみならず多方面の分野の方々のご出席をいただき、ビジネスの展開といった方向性を考えながら、さまざまな視点から議論をしていただくためにシンポジウムを開催した。このシンポジウムでのご意見を反映させていただきながらITS情報通信システムの早期普及に向けて一層精力的に活動を行っていきたいと考えている。本日ご出席いただいた皆様のなお一層のご支援をお願いしたい。

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