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+平成14年度 地域ITSリファレンスモデル説明会 開催レポート 
平成14年9月25日(水)中之島センタービル関経連会議室にて関西ITS推進協議会及び社団法人関西経済連合会主催の「平成14年度第2回KIPA『ITSセミナー』」が開催され、その中で地域ITS情報通信システムWGによる「地域ITSリファレンスモデル説明会」が行われました。当日は行政関係者を含む134名の参加者にお集まり頂き大変盛況でした。 以下にその模様を示します。


1.『ITSセミナー』について
地域ITSリファレンスモデル説明会 <主な内容>

 本セミナーでは、まず総務省の翁長久氏より総務省のITSの取り組みとして、ITS実現のための情報通信技術の研究開発、ITSの地域展開の推進、及びITS情報通信技術の国際展開等について説明されました。ついで大阪市の太田誠三氏より大阪市の都市交通政策とITSの取り組みとして、大阪市の渋滞・交通事故発生状況等の現状、交通バリアフリー対策等都市交通施策の現状及び今後、梅田の歩行者ITS社会実験その他の大阪市のITSの取り組み内容等について説明されました。

2.地域ITSリファレンスモデル説明会について

<テーマ>

 「地域ITSの早期実現に向けた展開シナリオとリファレンスモデルについて」


地域ITS情報通信システムWG主査 中川忠夫氏 <講演概要>

【1】「地域ITSサービスモデル策定の意義」(地域ITS情報通信システムWG主査 中川忠夫氏)

 地域ITSは複合化されたサービスの提供により初めて、国民にとって真に安価で価値あるものと成り得る。具体都市における利用者参加型の地域ITSの展開が都市再生に必須である。今回、日本のITSシステムアークテクチャや地域特性等を踏まえ、利用者、公的セクタ、民間セクタが共通の参考書とできる地域ITSリファレンスモデルを作成したものである。


【2】「地域特性整理によるモデル化とアプリケーション検討」(地域ITS情報通信システムWG副主査 西島勝氏)

 モデル作成にあたり参照都市の地域特性や課題を抽出し、その課題を克服するサブサービスを選択した。都市特性及びサブサービスから、「公共交通利用支援」、「物流環境支援」など7つの地域ITSサービスモデルに分類し、各モデルの物理モデル図を作成した。


【3】「地域ITSサービスモデルの費用・便益の考え方」(地域ITS情報通信システムWG委員 松島整氏)

 費用便益検討にあたっては、コスト単価、地域規模、便益単価等を設定し、各サービスモデル毎に、イニシャルコスト、ランニングコスト、直接便益、社会的便益に分けて算出方法を検討し、費用、便益の概算を試算できるシートを作成した。また各モデル毎に費用便益比の概算を試算した。地域ITS推進検討団体に向け、便益、コスト算出手法の一例を例示することが可能になった。


【4】「地域ITSサービスモデル展開における官民分担と課題」(地域ITS情報通信システムWG委員 清水行晴氏)

  各サービスモデルにおける官民の役割分担を検討するため、サービス物理モデルを構成するそれぞれのサブシステムについて、“実現性”(市場形成発展に対する困難度)及び“性質”(公共性)の観点からそれぞれ評価した。また各サービスモデルの抱える課題を整理した結果、技術的には不可能な問題はなく制度面での市場整備の協力や優先度の高いものから段階的な投資が必要と考えられる。


【5】「地域ITS早期実現に向けて」(地域ITS情報通信システムWG主査 中川忠夫氏)

 今後の地域ITS展開シナリオにおいては具体地域での複合サービス検証の実施が重要であり、そのためには「地域密着型IT実装特区(仮称)」のようなものがよいと考える。今回の検討は仮説に基づく例示であったが、今後は具体的な地域での検証実証等により、より精緻なものを目指していきたい。


<資料ダウンロード>
講演資料 (3MB:PDFファイル)
地域ITS情報通信システムWG報告書 (1MB:PDFファイル)
報告書詳細資料編 (900k:PDFファイル)



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